伊丹教会について

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創立前史

第二次世界大戦以前より、伊丹の土地への戦況は各教派によって試みられていたが、「キリスト教不毛の地」と呼ばれていた伊丹の地には一つの教会・伝道所の設立も見ることなく開戦、そして終戦を迎える。そして、戦後の混乱期にあって、貧しさや不安を抱える人々に伝道の手が差し伸べられるようになり、伊丹教会の前身である小野邸での「聖書講義」が開始されるようになる。

大阪教会伊丹伝道所(1946年)

1946年4月、元神戸女子神学校校長であった長坂鑒次郎牧師が飯沼巌、道子夫妻(日本基督教団大阪教会)を訪問し、聖書講義が始められ、そこに有志が加わり毎月一度の家庭集会が開催される。同年秋には日本基督教団大阪教会の承認を得て、大阪教会伊丹伝道所となり、日曜日夜の定期集会を開始する。

日曜学校開始

「伊丹に日曜学校と教会を」と日々祈っていた飯沼夫妻は、1946年11月、「伊丹日曜学校を始めるのはお前だ」と召命を受け、新伊丹駅前の伊丹消費組合の2階を借りて12月日曜学校を開設。丁度、消費組合の講堂のガラスが割れていたこともあって、その歌声が新伊丹の駅にまで響き、生徒と求道者が増加。

伊丹教会設立(1948年)〜賀川豊彦による講演会を機に〜

1948年5月18日、伊丹公会堂を借りて賀川豊彦による講演会を開催。小さな一伝道所が賀川豊彦を招くことなど無理だという声もある中、それを推し進め、当時の講演会には大勢の参加者が与えられた事を機に、同23日より日曜日の朝の礼拝を開始(礼拝出席17名)。これまで小野邸から生活協同組合の2階に講堂を移し、8月より当時神戸で協同組合運動に携わっていた佐藤健男牧師の応援を得て、翌1949年2月13日大阪教会より独立。佐藤牧師を初代牧師として完全に自給する形で「伊丹教会」を設立。

二葉幼稚園開園(1951年)

1951年4月1日、戦後の日本再建のために働く教会の使命として、幼児教育の発展を覚え、宗教法人日本基督教団伊丹教会を設置者として、二葉幼稚園が開園。初代園長は佐藤健男牧師。以後38年間、宗教法人立の幼稚園であったが、後の1989年に「学校法人伊丹教会学園二葉幼稚園」が発足。法人名に「伊丹教会」の名を冠したことは、あくまで二葉幼稚園は教会と一体であり、設立の趣旨を受け継いで経営されていくべきことが強く念願されている。1995年に園舎を改築し、現在に至る。

伊丹教会の会堂

1950年 伊丹教会の初代会堂献堂
1950年伊丹教会の初代会堂献堂
1953年教会敷地の拡張と増改築
1995年伊丹教会新会堂建築 
二葉幼稚園改築

歴代主任牧師

初代牧師  佐藤健男(1950年〜1969年) 
二代目牧師石田 孝(1969年〜1982年)
三代目牧師宇野 進(1983年〜1991年)
四代目牧師西田 晃(1991年〜1998年)
五代目牧師池田隆夫(1998年〜2010年)
六代目牧師堀  剛(2010年〜2019年)
七代目牧師春名康範(2020年〜2023年)
八代目牧師山本 一(2023年〜現在)