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10/5 礼拝動画・説教要旨

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本日の説教要旨   「新しい契約」
山本一牧師
エレミヤ書31章31—34節  

⚫︎情報があふれる現代社会。利権の絡む政治や複雑にされた宗教、難解な教義の中で、私たちは本当に大切にすべきものを見失う現実があります。人間は常に本質から外れ、迷い出て、また立ち返る―その繰り返しの中を歩んでいます。
⚫︎20世紀初頭、ロシアの画家ミハイル・ネステロフは「ロシアにおける人々の魂」と題する作品を描きました。ヴォルガ川を背景に、戦争に明け暮れる教皇、失明した兵士、トルストイやドストエフスキーなど多様な人々が聖なる行列に加わっています。その先頭に立つのは一人の農民の子どもで、胸に手を当て、「隠されたキリスト」をまっすぐに見つめています。幼子のような信仰こそ大切であることを示すこの絵は革命と混乱の時代に、「キリスト者の魂の本質とは何か」を問いかけたのです。
⚫︎今日与えられた聖書、エレミヤ書。預言者エレミヤはイスラエルが滅亡に瀕した最も困難な時代を生きました。イスラエルはかつてシナイ契約を結び、律法を守れば祝福、背けば滅びという約束のもとにありました。しかし人々は律法の愛の精神を忘れ、礼拝は形式化し、「神こそが主である」という信仰を失っていました。エレミヤは、人間には律法を完全に守る力はないと語ります。けれども同時に「新しい契約」が与えられると預言しました。 「わたしの律法を彼らの胸に授け、心に記す。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる」(33節)。ここで「胸」「心」と訳されたヘブライ語「レーブ」は、思考や意志、魂そのものを意味します。つまり神は人間の魂に直接愛を刻み、誰もが自ずと主を知るようになる。その時が来るとエレミヤは語ったのです。
⚫︎この「新しい契約」は、イエス・キリストによって実現しました。十字架に命を捧げられたイエス・キリストを見た人々は魂を揺さぶられ、人生を変えられました。 イエス様は最後の晩餐で、パンを裂き、杯を差し出し「これは私の体、私の血による新しい契約である。私を記念して行いなさい」と語られました。聖餐は、弱さゆえに本質から外れやすい私たちを、常に十字架の愛へと立ち返らせるものです。今日、私たちも聖餐にあずかります。そこに示された最も大切なもの―十字架のイエスと神の愛を心に深く刻み、歩みたいと思います。

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