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11/30 礼拝動画・説教要旨

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10時30分から開始します。

本日の説教要旨「闇の深まる時に」
山本一牧師                                       
マルコによる福音書13章24-37節  
●今日からアドベント(待降節)に入りました。教会は一年の終わりにあたるこの季節、世界の光であるイエス・キリストのご降誕を待ち望む準備のときを迎えます。クリスマスツリーやアドベントリースの飾り付けは、闇に光をともす象徴です。アドベントリースは19世紀のドイツで、子どもたちに「救い主は来られる」という希望を伝えるために作られました。一本ずつ灯されていくロウソクは、闇の中でも確実に近づいてくる神の光を指し示します。
⚫︎本日の聖書箇所は、イエス様が弟子たちに語られた「終末」についての言葉です。「太陽は暗くなり、星は天から落ちる」——世界の秩序が揺らぐような不安と恐れの描写が続きます。私たちの社会も様々な問題や争い、人間関係の断絶など、まるで闇が深まっていくように感じることがあります。しかしイエス様は、その闇のただ中で「人の子が力と栄光を帯びて来る」と告げられました。闇は終わりではなく、神の救いの到来の前触れだというのです。 イエスはそのことを「いちじくの木から学びなさい」と、身近な譬えを用いて話されました。木の枝が柔らかくなり葉が出ると夏が近づくことがわかるように、私たちも日々の出来事の中に神の御手の働きを読み取り、希望の徴を見つけるよう招かれています。世界の混乱や個人の苦しみは、神が離れている印ではありません。むしろ神の国が近づいていることを知らせるサインでもあると、主は語られます。
⚫︎この希望は、歴史の中で多くの信仰者を支えてきました。1941年12月7日、真珠湾攻撃の知らせが礼拝中に届いたカリフォルニアのある日系人教会では、人々が恐れと不安に包まれました。その日の夕拝、佐々木牧師は礼拝堂の灯りをすべて消し、一本のロウソクに火を灯しました。そして「イエスがお生まれになった夜も、このように深い暗闇でした。しかしその闇に、救いの光が輝いたのです」と語りました。やがて彼らは強制収容所へ送られるという苦難を味わいましたが、あの一本のロウソクの光は、その後の彼らの人生を支える希望の象徴となったのです。
⚫︎闇が深まるとき、人は不安に支配され、希望を見失いがちです。しかし闇が深いほど、光は一層はっきりと輝きます。私たちは自分の力で光を生み出すのではなく、世の光であるキリストを待ち望む者として歩みます。アドベントの一本目のロウソクに灯される小さな光は、「神はこの世界を決して見捨てない」という確かな希望の証です。 深まる闇を見つめながらも、その向こうから確かに近づいてくる主イエス・キリストを待ち望みつつ、このアドベントの季節を歩んでまいりましょう。

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