7/12 礼拝動画・説教要旨
聖霊降臨節第8主日礼拝
7月12日 (日) 10:30~
説 教 「秘められた真理」 山本一牧師
聖 書 テモテへの手紙一 3章14~16節(新p.386)
讃美歌 19,227,403,28
| 本日の説教要旨「秘められた真理」 山本一牧師 テモテへの手紙1 3章14~16節 ⚫︎先日、書棚から古い「祈り」についての本を取り出して開くと、一通の手紙が挟まっていました。それは、私が信仰告白をした時に父からもらった手紙でした。久しぶりに読み返し、私はあらためて、父の祈りと愛に支えられ、育まれてきたことを感じました。振り返ってみれば、私たちの人生には、いつも誰かの祈りや愛があります。そしてその背後には、私たちを見守り、導いてくださる神の愛があります。 ⚫︎テモテへの手紙は、使徒パウロが、自分の子どものように愛したテモテに宛てて書いた手紙の形を取っています。当時の教会には、さまざまな教えや考え方が入り込み、何を信じ、何を大切にすべきか、混乱が生じていたのでしょう。そのためこの手紙は、教会の指導者や信徒たちに、節制と分別を持ち、誠実に生きるよう勧めています。しかし同時に、そのような生き方を支えるために、どうしても欠かすことのできない「土台」があることを、この手紙は伝えているのです。 ⚫︎16節には、「信心の秘められた真理は、確かに偉大です」とあります。この「秘められた真理」の原語は「ミュステーリオン」です。英語の「ミステリー」の語源となった言葉です。世間で「信仰のミステリー」や「キリストのミステリー」と言うと、かつて話題になった小説『ダ・ヴィンチ・コード』や『聖書の暗号』、あるいは「イエスの墓は青森にある」といった、オカルト的な話や隠された秘密を思い浮かべるかもしれません。 しかし、テモテへの手紙が語る「信仰の奥義(真理)」は、一部の人だけが暗号のようにして解き明かすものでも、根も葉もない作り話でもありません。16節は、この「秘められた真理」を、非常に簡潔で美しい言葉で表しています。 「キリストは肉において現れ、霊において義とされ、天使たちに見られ、異邦人の間で述べ伝えられ、世界中で信じられ、栄光のうちに上げられた。」これは、初代教会の賛歌の歌だと言われています。 イエス・キリストがこの世に生まれ、十字架において私たちの罪を引き受けて死んでくださった。この主の十字架にこそ、私たちに与えられた大いなる愛があり、私たちを生き生きと生かす力がある。このことを初代教会以来、多くのクリスチャンが声を合わせ、高らかに賛美し、歌い継いできたのです。 ⚫︎私たちも今日の礼拝において、祈りと賛美を通してイエス様の十字架と聖霊の働きに思いを馳せ、「自分は神に愛され、育まれてきたのだ」という気づきを新しくしていきたいと願います。そのように神の愛に感謝し、主を賛美する歩みこそが、いつの時代にあっても、この世に対して「まがうことなきキリストの真理」を指し示すことに繋がります。このことを共に信じ、日々の歩みを進めてまいりましょう。 |