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8/30 礼拝動画・説教要旨

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聖霊降臨節第15主日礼拝
8月30日 (日) 10:30~
説  教 「祈りを教えてください」山本一牧師
聖  書 ルカによる福音書11章1~13節(新p.127)
讃美歌  9,494,495,24
洗礼式 
信仰告白朗読
聖餐式

本日の説教要旨「わたしたちにも祈りを教えてください」
山本一牧師

ルカによる福音書11章1~13節
⚫︎ドイツの画家デューラーに「美しい手」という作品があります。それは親友ハンスの手を描いたものです。デューラーが画家の道を進めるようにと、ハンスは長年重労働を支え続け、その手は絵筆を握ることもできないほど痛んでいました。ハンスはただひたすら親友のために祈り、支え続けてくれたのです。この手を見るとき、私はイエス様の手もまた、このように私たちのために傷つき、支え、祈り続けてくださる手であると感じます。
⚫︎「主よ、私たちに祈りを教えてください。ヨハネが弟子たちに教えたように」。弟子たちの願いは、当時のユダヤ社会の伝統を背景にしていました。祈祷書の定められた言葉と形式に従うことが「正しい祈り」とされていたのです。けれどもイエス様は、そのような「型にはまった祈り」とは根本的に異なる、生きた関係から生まれる祈りを示されました。 イエス様が教えられた祈りは「アッバ(おとうちゃん)」と呼びかけることから始まります。当時、一個人が神様をこれほど親しく呼ぶことは極めて稀なことでした。畏れ多い神を、自分を愛してくださる父として、何の疑いもなく信頼し呼びかける。これがイエス様の祈りの最大の特徴です。祈りは「正しい言葉を述べること」ではなく、まず「父と子の信頼関係」から始まるのだと教えられたのです。
⚫︎そして続いてイエス様は「真夜中来訪者のたとえ」を語られます。自分には何の備えも力もないのに、飢えた隣人のために夜中にもかかわらず必死に求め続ける人の姿です。ここには、「正しい祈り方」を重んじる伝統と違い、「隣人のために心を砕き、自分に力がなくても求め続ける」という切実な祈りの姿が示されています。「真夜中」とは、迫害と貧困に苦しんだ当時の教会の現実であり、困難の中にある今の私たちの状況とも重なります。その暗闇の中でこそ、イエス様は友のために「祈り求めなさい」と励ましてくださるのです。 「求めなさい」は原語で「求め続けなさい」の意味です。一度願って終わるのではなく、諦めずに願い続けるのは、「アッバ」なる父が必ず最も良いものを与えてくださると信じているからです。そしてイエス様が約束された最も大きな贈り物は「聖霊」です。願ったものが与えられないときでも、私たちの心を支え導く聖霊、その聖霊が繋ぐ主を信じる人と人との温かな関係性(神の国)そのものが与えられているのです。
⚫︎ハンスの手は、力のないながらも友のために支え、祈り続ける姿でした。イエス様は私たちに祈りを教え、また今も私たちのために執りなしの祈りを続けてくださっています。私たちも「アッバ」なる父に信頼を置き、困窮する隣人のために祈り続け、互いに支え合う関係を求め続けて参りましょう。

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