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8/9 礼拝動画・説教要旨

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聖霊降臨節第12主日礼拝
8月9日 (日) 10:30~
説  教 「祝福の御手の中で」 山本一牧師
聖  書 マルコによる福音書10章13~16節(新p.81)
讃美歌 6,280,493,24

本日の説教要旨「祝福の御手の中で」
山本一牧師

マルコによる福音書10章 13~16節  
⚫︎オーストリアの画家ベラ・ヴィションの「子どもたちを祝福するイエス」という絵があります。 第一次世界大戦の翌年、不安や混乱の世にあって、子どもたちを抱き、手を置き、同じ目線に立って祝福するイエス様の絵を、15歳の少女が描いたのです。私はこの絵に「神の国」を見る思いがいたします。
⚫︎今日の聖書にも、子どもたちを祝福されるイエス様の姿が描かれています。 人々が子どもたちを連れてくると、弟子たちは彼らを叱りました。イエス様には、もっと大切な仕事があると考えたのでしょう。しかしイエス様は憤り、言われました。 「子供たちを私のところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。」そして、子どもたちを抱き上げ、手を置いて祝福されました。 子どもたちはただ、そのままの姿でイエス様の腕に迎え入れられました。神の国とは、自分の力で勝ち取るものではなく、子どもが差し出された腕に身を委ねるように、神様の恵みを受け取ることなのです。
⚫︎またイエス様は、子どもたち一人ひとりに手を置かれました。それは、「あなたはここにいてよい。あなたは大切な存在である」と告げる祝福の御手です。また、子どもを抱くためには、身をかがめ、その目線まで下りなければなりません。ここに、私たちのところまで低くなり、十字架の苦しみをも引き受けてくださった神様の愛が表されています。
⚫︎私たちもまた、この世の波風や様々な辛い出来事に遭遇しますが、 そのような私達にもイエス様は近づき、目線を合わせ、その腕に抱き、手を置いてくださいます。そして私たちを、受けた祝福を誰かに手渡す者として遣わされます。弱い立場の人に寄り添い、「あなたは大切です」と伝えることによって、神の国を広めるように招かれているのです。
⚫︎戦争の傷を抱えるオーストリアの子どもと共に、確かにイエス様はおられたことをベラ・ヴィションの絵は示しています。 そしてそのイエス様は今も、傷つき、忘れられ、後回しにされる小さな者たちの中におられます。この世の嵐のただ中にあっても、私たちはイエス様の腕に抱かれ、その祝福の御手の中に置かれています。その恵みに身を委ね、私たちも誰かに祝福を手渡す者として、希望をもって歩んでまいりましょう。

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