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12/14 礼拝動画・説教要旨

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本日の説教要旨 「タイム・ラグ」
南 豊牧師
イザヤ書40章1~11節
「全国こども電話相談室」というラジオ番組に、「12月に冬至があって、それを過ぎると昼がだんだん長くなるのに、どうして1月や2月の方が12月より寒くなるのか」という質問が送られました。この問いに、専門家たちは「地球という星は大変大きなものだから、冬至を過ぎて、昼の時間が長くなっても地球全体が暖まるまでにはとても長い時間が必要なんだよ」と答えました。この答えを聞いてなるほどと思うと共に、「タイム・ラグ」という言葉を思い浮かべました。タイム・ラグとは、「互いに関連する事柄の間に起こる、時間のずれ」を意味する英語です。聖書を読むと、この「タイム・ラグ」の存在を何度も感じさせられます。
その一つが、今朝与えられたイザヤ書40章です。1~2節の言葉を語った預言者の耳に入ったのは、人々の喜びの声ではなく戸惑いの声でした。南ユダ王国が滅亡し、多くのユダヤ人がバビロニアに捕虜として連行されたバビロン捕囚から約50年の月日が経っていたからです。この言葉を聴いた人々にとってパレスチナは一度も言ったことのないバビロニアから遠く離れた外国であったのです。どうせ、帰還させるならもっと早くすれば良かったではないか、私たちはそんな思いになるかもしれません。ですが、この50年は無駄な年月ではありませんでした。この苦しくつらい日々が南ユダ王国の人々を変えたからです。イザヤ書40章9節以下の預言は数百年のタイム・ラグを経て実現したと私は考えます。 今日の聖書個所を読みながら、私たちもこの神様の壮大なタイムラグの中にいると思わされました。イエスが十字架につけられて復活されてから約2000年が経とうとしています。人間の社会は、地球同様あまりにも大きく複雑なため、神様の救いの光が全地を照らしても、世界中に神様の恵みの光が浸透するまでに「タイム・ラグ」があり、その解決にかかる長い時間の間に私たちは生きているのではないか、そう考えたのです。
この「タイム・ラグ」が解消され、世界中に神様の恵みの光が浸透する日がいつ訪れるのか。明確な日を私たちは知ることができません。しかし、たとえ目の前の現実がどのような状態であっても神様の御計画は必ず実現すると待ち望む、キリスト教信仰とはそのようなものであると私は考えます。ですから、私たちは目の前の状況に絶望することがあっても、真実であってほしい、という思いを大切に歩む者でありたいのです。

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