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2/22 礼拝動画・説教要旨

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動画開始後30分頃からレフティーズ(有馬圭亮さん・畠中秀幸さん)の奉献曲(カッチーニの「アヴェ・マリア」)が始まります。

本日の説教要旨「イエスと野獣」
山本一牧師
マルコによる福音書1章12~15節
⚫️本日の聖書、マルコによる福音書1章12~15節には、イエス様が洗礼を受けられた直後、霊に導かれて荒れ野に行かれたと記されています。主が公の歩みを始められるにあたり、まず向かわれたのは神殿でも町でもなく、荒れ野でした。荒れ野とは、人が捨てた場所、顧みられない場所、孤独や痛みの象徴です。マルコ福音書は、この出来事を簡潔に伝え、「イエスは野獣と共におられた」と記します。
⚫️この「野獣と共におられた」という言葉は、旧約聖書の預言者イザヤの言葉を思い起こさせます。イザヤ書11章には、「エッサイの株からひとつの芽が萌えいで、その根からひとつの若枝が育ち、その上に主の霊がとどまる。」と、救い主が現れることが預言され、その時、「狼は小羊と共に宿り、豹は子山羊と共に伏す。」と語られています。これは「平和に満ちた神の国」の到来の預言です。マルコはあえて「野獣と共におられた」と書くことで、イエス様の到来によって神の国がすでに始まったことを示しています。そして実際にイエスさまはこの世の孤独や痛みに寄り添い、愛の力によって新しい世界を開いてくださったのです。
⚫️ディズニーの名作ともなった「美女と野獣」の物語では、ベルという心優しい娘の愛によって野獣が人間らしさを取り戻します。近年では細田守監督がこれをリメイクし、「竜とそばかす姫」という作品の中で、現代社会にある荒れ野のような状況に苦しむ若者たちの姿と「愛による癒し」を描きました。 いつの時代にも、私たちは社会の中にあって、獣に象徴される混沌や暴力の力が満ちています。しかし、今日の聖書に記された、「野獣のいる荒れ野に置かれたイエス様には天使が仕えていた」という内容は、イエス様がその愛によって、憎しみを赦しに、分断を和解に変える道を示されたことを物語っています。実際に、その愛の力を信じた人々によって、今日まで世界の悲しみや痛みのあるところに様々な変化がもたらされてきました。
⚫️今の時代に生きる私たちもまた、支え合い、祈り合う小さな愛の行いの中に、荒れ野に芽吹く神の国を見ることができます。主は今日も、私たちの荒れ野に共におられるからです。イエス様のゆえに、「時は満ち、神の国は近づいた」。その希望を胸に、愛の力を信じて私たちもこの地域で、それぞれの場所で歩んでまいりましょう。

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